腹式呼吸ってなんでいいの?

呼吸は「胸式呼吸」と「腹式呼吸」に分けられます。 わかりやすく表現すると、息を吸う時胸が広がるのが「胸式呼吸」、息を吸う時お腹が膨らむのが「腹式呼吸」です。 普段生活していると、ほとんどの人は胸式呼吸で生活しています。ですが、腹式呼吸のメリットは非常にたくさんあります。これを読んだ人は、早速腹式呼吸を生活の中に取り入れて欲しいと思います。 腹式呼吸は、自律神経をコントロールできるメリットがまず大きいといえるでしょう。通常、自律神経は自分でコントロールすることはできないからです。 自律神経は「交感神経」と「副交感神経」を合わせたものですが、内臓の働きを調整したり、内分泌系を調整したり、血流を調整したり、と意識しないで生命活動を行う上で大事になります。車で例えると、交感神経がアクセル・副交感神経がブレーキとしった感じでしょうか。本来お互いがバランスをとって活動しています。 体の痛みを感じやすい人は、この自律神経のバランスが崩れ、交感神経が活発になりすぎていることが多いです。アクセル踏みっぱなし状態ですね。 そんな人は副交感神経をより働かせて、ブレーキをかけていかなければいけません。そのとき大事なのが「腹式呼吸」なのです。 腹式呼吸をすることで、 ①血圧を下げたり ②胃腸系をスムーズに活動させたり ③筋肉をやわらげたり ④神経をリラックスさせる 働きが期待できます。 <方法> 椅子に座って背筋を伸ばすか、仰向けに寝た状態で、お腹に両手を当てます。 鼻呼吸でゆっくり呼吸します(3秒で吸って6秒で吐く) ゆっくり3分ほど続けてみましょう   体の痛みがなかなか取れない人は、交感神経が優位・活発になりすぎている場合が多いです。ぜひ、「腹式呼吸」を1日1回習慣化することで、自律神経のバランスを整え、痛みに強い体にしていきましょう。

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