もくじ
即効性のあるぎっくり腰の治し方とは?
即効性があるぎっくり腰の治し方、それは痛み止めの注射です。痛みだけをなんとかしたいのなら、まずは痛み止めの注射が一番早く、即効性があります。 ただ、それだけだと慢性的にぎっくり腰になってしまう可能性が出てきます。ぎっくり腰がくせになって、毎年1〜2回はぎっくり腰になってしまう人は、即効性だけを求めて対処した結果、原因に対しては何もできていない人です。ぎっくり腰になる6つの原因
姿勢の悪さ
最近多いのはスマホをみる姿勢です。ずっと下を向いていると頭の重みを支えるために腰の筋肉が頑張る必要があります。その結果、ぎっくり腰につながります。よく洗面所で、顔を洗おうとちょっと前かがみになっただけなのにぎっくり腰になったという話を聞いたことがあると思います。これは負担を積み重ねた結果、最後の一押しでぎっくり腰になってしまったケースです。これも中腰はそうですが、頭をちょっと前に出す体勢が腰への負担を増幅させてしまうといういい例であり、姿勢の悪さからくるぎっくり腰を代表するものになります。長時間の同じ姿勢
一番多いのは、座る姿勢ですね。特に多いのはソファーでだらっと座って長時間すごしてしまう姿勢です。また床に直接座る、あぐらやお姉さん座りも負担をかけます。要するに骨盤が後傾してしまう体勢が長時間続いてしまうと腰の筋肉に負担をかけ、ぎっくり腰につながってきます。無理な動作
手を伸ばして遠くにあるものをとろうとするとぎっくり腰になるケースもあります。とても重いものを中腰で持つケースでもぎっくり腰になる人も多いです。普段やらない動作の時に無理をして受傷してしまいます。意外とそのときはできるけど、後から徐々に痛くなってくるというパターンもあります。寒暖差
寒暖差が大きいと、神経系への負担が増え、筋肉への運動神経がうまく働かないためにぎっくり腰になることもあります。特に夏場は、脱水も関わってきますので要注意です。運動不足
普段から運動が足りてないと、ふとした動作にうまく順応できずにぎっくり腰になってしまいます。普段からある程度の運動量があると、筋肉量も一定量で保てるので、腰を支えることができます。普段から運動不足だと、腰を支えることができないためぎっくり腰になってしまいます。生活習慣
睡眠時間が足りない、飲酒、タバコ、湯船に浸からずにシャワーのみ、お菓子などの甘いものをよく食べる、肉が多く魚や野菜が少ない、などの原因でぎっくり腰になることもあります。一見すると関係なさそうですが、筋肉やリンパ系の負担が強くなりぎっくり腰につながってきます。ぎっくり腰になった時の対処方法
対処方法①
一番は安静にすること。楽な体勢で寝ることです。対処方法②
コルセットやさらしを使って固定する。対処方法③
痛みが強いときは冷やすこと。お風呂は避ける。2〜3日したら湯船につかってしっかりと温まること。即効性のあるぎっくり腰の治し方
ストレッチの場合(痛みがあるときは途中でやめること!)
仰向けになって片方の膝を抱えます。そのまま深呼吸して30秒。ゆっくり曲げた膝を横に倒して体をひねる状態にします。右足を倒しているなら、左手で足を軽く押さえて、右手を上にあげます。そこで深呼吸を30秒ほど続けます。終わったら逆側もやります。ツボの場合
腰腿点というツボが手にあります。ぎっくり腰のときにも使えるツボとして紹介します。 場所は人差し指と中指の骨が交わるところの少し上の手の甲側、もう一つは薬指と小指の骨が交わる少し上でこちらも手の甲側。この2点で左右の手にあるので、合わせて4点です。ちょっと痛いくらいの圧で押してみましょう。整体院へ行くのもおすすめ!
整体院では急性期にできることとして、固定・電気治療とバランス調整ができます。 炎症を抑えてくれるような電気治療をしてくれるか、固定をきちんとしてくれるか、バランス調整は強い刺激ではないか。このあたりは必須条件なので、ちゃんと上記の3点をやってくれない場合は要注意。 例えば、バランス調整といっても強い刺激でぐいぐい押してしまうと逆にひどくなりますし、固定をしっかりしないと悪化してしまうこともあります。逆に固定と電気とバランス療法をいい形で行ってくれる整体院にいくと回復までの期間がかなり短くなり、再発リスクも低くなります。ぎっくり腰の時にやってはいけないNG行動
NG行動①
痛みが強い初期段階で動いてしまう。よく腰痛は動かしてなおせという人もいますが、急性の炎症が出ている時に運動してしまうと炎症が強くなり、余計にひどくなります。NG行動②
マッサージを受ける。軽いぎっくり腰だからと自分で勝手に判断して、長時間のマッサージを受けてしまうと、組織の損傷がすすんで余計にひどくなります。NG行動③
入浴。炎症が強い最初の時期は控えておいたほうが無難です。当院の対処法
ぎっくり腰にもレベルがありますので、まずは重症度をはっきりさせます。炎症の度合いによって、来院の頻度を決めて、固定が必要かどうかも判断します。固定が必要であればその場でコルセットや晒などを使い固定します。基本的には安静にしてもらうことを指導します。施術法も重症度レベルによって変わりますが、マッサージやバキバキする矯正は行わず、優しい刺激で全体のバランスを取るような矯正法を選択します。 初期段階の対処が適切かどうかで、予後の経過がかなり変わってきます。ぎっくり腰に何度もなってしまう人は、初期段階で無理をして変なクセがついていることも多いです。飲み薬や湿布などを併用しながらでいいので、重症度や炎症度合いを把握して固定を適切な期間行うことが大事だったりします。当院ではそのあたりの見極めや指導に力をいれておりますので、ぎっくり腰でお悩みの場合はぜひ一度ご相談ください。山形南高校を卒業後、筑波大学体育専門学群へ進学し、スポーツ医学研究室に所属しながら、大学サッカーのトレーナー活動を行う。
筑波大学卒業後、カイロプラクティック専門学校で2年間アメリカのカイロ技術を磨き、その後、赤門柔整専門学校で「柔道整復師」国家資格を取得。仙台の整体院で現場の経験を重ね、2013年9月に山形市で「宮町整体院」を開院。これまで延べ20万人の施術を行う。2022年4月から友和会施術アカデミー会員として活動中。
<保有資格>
柔道整復師・カイロプラクター
DRT・PNST認定指導員