風呂キャンセル界隈。最近話題になっています。入浴しないだけで、シャワーは浴びていると思うのですがどうなんでしょうね。風呂に入るのが面倒というのは気持ちはわかります。6割以上が面倒というデータも。
特に夏に向けて暑くなってくると、シャワーだけでも良いかなと思う日が増えてくるのも事実です。ただ、最低でも週に2〜3回は入浴してほしいですね。我々の治療院でも、そのように指導しています。
シャワーだけだと皮膚表面しか温まらないので、血流の面ではメリットが少ないです。湯船につかることで、深部体温を上げることができるので、血流がよくなり、筋肉に血液がしっかり流れて、老廃物を流してくれます。結果、腰痛や肩こりなどにはプラスになります。
また、入浴で体温が上がると、その後2時間くらいすると体温が下がってくるので、そのタイミングで入眠しやすくなるメカニズムもあります。他には、ぬるま湯にじっくり入ることで自律神経が整うといったメリットもありますね。
ただ、それ以上に、お風呂に浸かるというのは、体に浮力が働きます。ゆったり浮力に身を任せることで、からだの回復スイッチが入ると考えています。内蔵を含めて、重力から開放できる貴重な時間です。
これを最低でも週に2回は意識的に作っておくことが大事だと考えています。そう考えると、風呂キャンセル界隈はデメリットのほうが大きそうです。
ただし、メンタル系の負担が強くなっているという視点に立つと、一つの指標にもなります。お風呂に入りたくても、入る気力が出てこないというのは危険なサインだと勉強になりました。
ではまた!
山形南高校を卒業後、筑波大学体育専門学群へ進学し、スポーツ医学研究室に所属しながら、大学サッカーのトレーナー活動を行う。
筑波大学卒業後、カイロプラクティック専門学校で2年間アメリカのカイロ技術を磨き、その後、赤門柔整専門学校で「柔道整復師」国家資格を取得。仙台の整体院で現場の経験を重ね、2013年9月に山形市で「宮町整体院」を開院。これまで延べ20万人の施術を行う。2022年4月から友和会施術アカデミー会員として活動中。
<保有資格>
柔道整復師・カイロプラクター
DRT・PNST認定指導員