歩くと股関節の前側がズキッとして痛い
うまく力が入らなくて体重をかけられない
車からおりるときに足を広げる時、お尻のところがズキッと痛む
階段上り下りで体重がかかると痛みが出て不安
早歩きすると股関節に痛みがでてしまう
股関節周りがしびれる感じがする
足を内側に倒すと、足の付根がつまるような感じがする
当院にいらっしゃる方は、上記のようなケースでお悩みの人が多いです。股関節の痛みは生活にも支障が出るケースが多いです。治療を続けてもなかなか改善していかない痛みは、先天的もしくは後天的に股関節が変形して、神経を圧迫したり、関節や靭帯・筋肉に大きな負荷がかかっている場合が考えられます。股関節の痛みの原因をはっきりさせていくことは重要です。様々なケースが考えられますので、何個かお伝えしていこうと思います。股関節の痛みの原因
特に歩行時の痛みや足を広げるときの痛みは、先天性股関節症の可能性が考えられます。 女性に多く、先天性のものもありますが、ヒールを履いている時間が長いことも股関節の症状を悪化させる要因の一つです。 また、婦人科系の疾患と関連しやすいです。動作が何もなくてもチクチク痛い、鈍痛を常に感じるなどのケースは婦人科系も原因になっている可能性があります。 他には出産後の恥骨や骨盤のズレをカバーするために股関節を使うために痛みが出るケースもあります。これは産後という特定の期間でわかりやすいですが、育児中無理をすると、恥骨や骨盤のズレが出たまま生活することになり、結果として股関節の症状がでます。 あとは、中腰になることが多いとお尻の筋肉(梨状筋)が弱くなってきて、足を広げたり体重をかけるときに、ズキッと痛みを出します。梨状筋が弱くなってくると、梨状筋症候群や坐骨神経痛などにつながっていきます。すると、しびれや痛みが強く出てくるケースにつながりやすいです。対処法
病院での対処法は薬とレントゲンです。レントゲンで股関節の骨や関節に変形があるかどうかをはっきりさせることは治療の第一歩ともいえます。あとは痛みが強いときには、鎮痛剤も必要となるときもあるので、レントゲンと薬がメインの対処法といえるでしょう。また、重症度が高く生活レベルに支障が出る場合は、手術をすることもあります。 整体は、股関節周りを動かしたり、全体のマッサージをしていくケースが多いです。ただ、これも院によって変わります。 整骨院は、健康保険を利用して、股関節周りに電気療法を行ったり、ホットパックなどで温めるなどの温熱療法を行います。当院の対処法
股関節が変形しているところは外科的な手術がないと変わりません。変形度合いが強い人は、人工置換などで外科的なアプローチが必要でしょう。 ただ、当院では変形している部分の周りの筋肉や関節や靭帯・神経がうまく働くように体全体のサポート力を上げていきます。すると、変形性股関節症と診断された人たちも痛みがなくなっていくケースを多く経験しています。股関節のみのポイントだけではなく、全身的にアプローチして股関節への負担を減らしながらも、質の高い生活をしていくことは十分に可能だと考えています。 以下の部分が当院で指導している対処法の例です。個人によっても変わります。 【女性の場合】 内転筋や梨状筋、大腰筋などの筋力UP。 靴はなるべくスニーカーにする。 足を組まない。 体重を増やさない。 ベルトの締め付けを強くしすぎない、補正下着等もつけないこと。 【男性の場合】 柔軟性を出すようなストレッチがメイン。 股関節の前側を伸ばす。大腰筋ストレッチ。 【全員にとって共通して大事なこと】 股関節を含めて全身のバランスを整えておくこと。特に、股関節は足首や膝の補正作用として負担がかかりやすい部位です。 なので、足底のケアをしっかりすることを指導します。加えて足の指がきちんと使えているかの確認もします。浮き指や外反母趾、扁平足などがあると足首・膝・股関節の連動性がうまく取れません。場合によっては指の筋トレなんかも必要になります。もちろん治療が必要なときは足指を含めて足底へのアプローチも同時に行います。 また、股関節には上半身の体重が乗ってくるので大事な関節です。上半身の姿勢が悪い、例えば猫背の状態が長いなどは股関節にも負荷がかかりやすいです。姿勢を整える重要性もありますので、姿勢矯正も合わせていきます。 股関節への負担が強くなってくると、坐骨神経痛とも関連してきます。腰からのアプローチも必要になるケースもあります。 意外と、股関節が悪いと首が非常に悪くなる人が多いです。どちらが先に悪くなっているかはわかりませんが、首の状態を整えることも大事にしています。山形南高校を卒業後、筑波大学体育専門学群へ進学し、スポーツ医学研究室に所属しながら、大学サッカーのトレーナー活動を行う。
筑波大学卒業後、カイロプラクティック専門学校で2年間アメリカのカイロ技術を磨き、その後、赤門柔整専門学校で「柔道整復師」国家資格を取得。仙台の整体院で現場の経験を重ね、2013年9月に山形市で「宮町整体院」を開院。これまで延べ20万人の施術を行う。2022年4月から友和会施術アカデミー会員として活動中。
<保有資格>
柔道整復師・カイロプラクター
DRT・PNST認定指導員