痛みについて知ろうシリーズ⑥~怪我が良くなっても痛いのはなぜ?~
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2~3か月前にぶつけたところがまだ痛みます。
打撲と言われて、内出血などはすぐ良くなったのに、鈍痛というかじんわり痛みが残ります。
まだ完全に治ってないのでしょうか?
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[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”bubble-image01.jpg” name=”渡辺院長”]
痛みはぶつかった刺激でセンサーが反応し、電気信号を作り出してそれが脊髄で「シナプス」という接合部を介して脳や脊髄へと情報を伝えています。
シナプスが興奮して、痛みの刺激を脳に伝えてしまうのです。
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シナプスはコンセントみたいなイメージでしょうか。
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[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”bubble-image01.jpg” name=”渡辺院長”]
そうですね。
コンセントをつながないと電気がながれないですよね。
大きくいうと、シナプスが常に痛みへの回路につながってしまうと痛みを感じます。
強く痛めてしまった場合、長期間にわたって神経が刺激されてしまった状態になります。
久々に机を動かすと床に跡がつくような感じで、シナプスにずっと痛みを出す形で跡が残ってしまっているイメージともいえます。
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複雑なんですね。組織は良くなっているけど、神経経路に跡が残ってしまってそれが痛みを出す感じですよね?
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[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”bubble-image01.jpg” name=”渡辺院長”]
はい。
ですから、強く痛めてしまった時こそ、痛みの跡が神経シナプスに残らないように、痛みの回路と長時間接合しないように、歪みを整えたりなどの施術をしてあげる必要があると思います。バランスをそろえておくだけでも負担のかかり方が変わるはずですから、後から痛みが残るというリスクはかなり低くなるはずですよ。
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山形南高校を卒業後、筑波大学体育専門学群へ進学し、スポーツ医学研究室に所属しながら、大学サッカーのトレーナー活動を行う。
筑波大学卒業後、カイロプラクティック専門学校で2年間アメリカのカイロ技術を磨き、その後、赤門柔整専門学校で「柔道整復師」国家資格を取得。仙台の整体院で現場の経験を重ね、2013年9月に山形市で「宮町整体院」を開院。これまで延べ20万人の施術を行う。2022年4月から友和会施術アカデミー会員として活動中。
<保有資格>
柔道整復師・カイロプラクター
DRT・PNST認定指導員