
感情のコントロールができない子供が増えている背景
近年、感情をうまくコントロールできない子供が増えています。
背景には、スマホやタブレットなどの高性能デジタル機器の普及があります。
便利な世の中になった一方で、デジタル機器の使いすぎによる脳への悪影響が少しずつ明らかになってきました。
スマホ・タブレットが脳に与えるストレス
長時間のデジタル機器利用は、子供の脳に以下のような影響を与えます。
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コルチゾール(ストレスホルモン)の増加
ストレス反応が強くなり、情緒不安定になりやすい。 -
睡眠障害
ブルーライトの影響でメラトニン分泌が減少し、睡眠の質が低下。 -
認知機能低下
集中力・記憶力の低下。 -
時間管理が苦手になる
ゲームや動画視聴で時間感覚が崩れやすい。 -
対人コミュニケーション能力の低下
人との会話や協調性が育ちにくくなる。 -
血流・脈拍への影響
長時間座位や画面凝視により血流が悪化。
体質や健康への悪影響
脳へのストレスは感情面だけでなく体質にも影響します。
結果として、
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代謝が落ちる
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やせにくい体になる
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太りやすい体質になる
脳への影響のメカニズム
スマホやタブレットの強い視覚刺激が脳の炎症を引き起こします。
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セロトニンなどのホルモンバランスが崩れる
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睡眠の質が低下し、エネルギー不足
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イライラ・気分のムラ・抑うつ傾向が出やすくなる
家庭でできる改善策
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自然に触れる
公園や庭で緑を感じることで脳がリラックス。 -
体を動かす
ゲームやスマホではなく、なわとび・散歩・外遊び。 -
読書時間を増やす
静かな集中時間が脳を落ち着かせる。 -
やむを得ず画面時間を取るならテレビに
スマホやゲームよりも脳への刺激が少ない。
まとめ
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スマホ・タブレットの長時間利用は、子供の感情や脳の働きに悪影響
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睡眠・認知機能・体質にも関係
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自然に触れる、体を動かす、読書を増やすなどの工夫で改善できる
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山形南高校を卒業後、筑波大学体育専門学群へ進学し、スポーツ医学研究室に所属しながら、大学サッカーのトレーナー活動を行う。
筑波大学卒業後、カイロプラクティック専門学校で2年間アメリカのカイロ技術を磨き、その後、赤門柔整専門学校で「柔道整復師」国家資格を取得。仙台の整体院で現場の経験を重ね、2013年9月に山形市で「宮町整体院」を開院。これまで延べ20万人の施術を行う。2022年4月から友和会施術アカデミー会員として活動中。
<保有資格>
柔道整復師・カイロプラクター
DRT・PNST認定指導員